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Tコリント 8章1〜13節     2013年11月26日

知識は人を誇らせ、愛は人の徳を高める。(1)

 偶像に献げた肉を食べてもよいか、という問題はローマ人への手紙でも扱われていました。この当時、市場に出回っていた肉は、ほぼすべて一度偶像の宮に献げられていたのです。偶像は実際には神でも何でもないのですから、理屈から言うと、そこに献げられた肉がそれで汚れるわけはありません。そのようなことを割り切って判断する人たちは自分は知識を持っている、知恵を持っていると自負し、偶像に献げられた肉を食べたり、偶像の宮で食事をすることに罪意識を持つ人たちを馬鹿にしていました。
 確かにそうかもしれません。偶像に献げられた肉を食べるかどうかは個人の自由です。知恵のある人たちの理屈は合っています。しかし、その自由が弱い人たちをつまづかせるなら、その人は愛に生きていることにはなりません。
 パウロは言います。知識や知恵を持つのがいけないというのではありません。しかし、往々にして、知識は人を誇らせるものです。謙虚になり、人の徳を高め、ひとを生かす愛に生きる者でありたいと思います。
ために仕えるのです。そしてまた妻は夫のものであり、夫に仕えるのです。



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