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マタイ 2章1〜12節 2018年9月18日 |
彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。 2:11そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。(10〜11) 主イエスがお生まれになった時、ユダヤを治めていたのはヘロデ大王でした。彼は非常に多くの土木工事などをして、立派な建物を次々に建て、その権力を誇示しましたが、同時に彼はユダヤ人ではなくイドマヤ人(エドム人)でしたので、いつユダヤ人たちから王位を奪われるかといつも疑心暗鬼で、自分の家族さえも信じることができなかったと言われています。
博士たちが「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」を求めてエルサレムにやって来た時にも、ヘロデはその幼な子を殺さなければという恐ろしい思いに支配されていました。しかし、博士たちは東方で見た星に導かれ、聖書に約束されたベツレヘムにやって来て、ひれふして心から主イエスを礼拝し、それぞれの贈り物をささげます。彼らの中には大きな喜びがありました。私たちも精一杯の思いをもって、喜びの内に主を礼拝するお互いでありたいと思います。
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マタイ 2章13〜23節 2018年9月19日 |
そこで、ヨセフは立って、夜の間に幼な子とその母とを連れてエジプトへ行き・・・。(14) 博士たちは夢でヘロデのところに戻るなと御告げを受けて、違う道から帰っていきます。しかし、博士たちがヘロデのところに立ち寄ることなく東の国に帰ったことを聞いたヘロデ大王は怒り狂って、ベツレヘムとその周囲にいた2歳以下の男の子を虐殺するという蛮行を行います。
まさに乳飲み子の主イエスにとっても大きな危機でした。しかし、主イエスはすでにベツレヘムにはいませんでした。主の使いが夢でヨセフにエジプトに逃げるようにと促し、その夜のうちにヨセフは妻マリヤと主イエスを連れてエジプトに行っていたのです。その後、ヨセフは主イエスを連れて、イスラエルに帰り、またガリラヤ地方に戻るのですが、彼のそのような決断と行動の背後にはいつも主の導きがありました。ヨセフは、マリヤを妻として迎える決断をするときにもそうでしたが、いつも主の語りかけを聞き、黙々と従っていきます。聖書にはヨセフの言葉は一つも残されていませんが、彼は主イエスの父親として与えられた務めを忠実に果たしていったのです。
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