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Uコリント 9章1〜5節     2014年1月28日

それをしぶりながらではなく、心をこめて用意していてほしい。(5)

 コリントはアカヤ州であり、マケドニヤ州はピリピやテサロニケなど北方の地域になります。パウロはマケドニヤ州にもまわり、アカヤ州ではすでに準備を始めていると、コリント教会の自慢をしていました。そして、コリント教会の人々の熱心さは、他の地方の人々にも大きな喜びと励ましとなり、「そうだ、自分たちも」とテサロニケ地方のキリスト者たちの奮起を呼び起こしていました。単に人間的に張り合うということではありません。教会においては、一人の人が、または一つの教会が、熱心に励み、大きな祝福をいただいているということが、お互いの励ましとなるのです。
 ただ同時に、パウロはコリントのキリスト者たちの取り組みに一抹の不安をも覚えています。今と違って、インターネットも電話も、郵便局さえもない時代です。離れたところにいる人々の様子を知るすべはあまりありません。パウロはコリントの教会の人々に、その愛の業をいやいやながら、しぶしぶではなく、心を込め喜んでしてほしいと言います。それこそが愛のあるべき姿だからです。

Uコリント 9章6〜15節     2014年1月29日

神はあなたがたにあらゆる恵みを豊かに与え、あなたがたを常にすべてのことに満ち足らせ、すべての良いわざに富ませる力のあるかたなのである。(8)  

 「しぶりながらではなく、心をこめて」ささげることの大切さは、まさに、その援助とか献金の働きが、私たちの主に対する献身の具体的な表れでもあるからです。それだけではありません。「豊かにまく者は、豊かに刈り取る」とあるように、主は豊かにささげる者を祝福してくださいます。神にささげるというのはどんな投資に優る、確実でリターン大きい投資です。それは天に宝を積むことでもあるからです。
 もちろん、だからといって、何でも献げればよいということでありません。神は私たちを信頼して、正しく管理するようにとそれを私たちにゆだねておられるからです。ですからパウロは「惜しむ心からではなく、また、強いられてでもなく、自ら心で決めたとおりに」ささげるようにと言うのです。
 献金は神への感謝の表れであると共に、私たちに豊かに与え、満ち足らせ、富ませてくださる神への信頼の表れなのです。



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