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Uコリント 8章1〜15節 2014年1月26日 |
あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っている。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、あなたがたが、彼の貧しさによって富む者になるためである。(9) 八〜九章では新しいテーマが取り上げられています。エルサレムにいる貧しいユダヤ人キリスト者たちのための援助献金についてでした。パウロは、異邦人教会をまわりながら献金を集めていました。諸教会の代表者たちを連れてエルサレムに上り、そこで異邦人教会からの献金を手渡したいと願っていたのです。それは純粋に困難な中にある人々に対する愛の贈り物であると共に、異邦人とユダヤ人との間に和解をもたらしてくださる、主の御業の具体的なひとつの証しとしてということでもありました。
この募金の働きはコリントにおいてもすでにテトスによって始められていました。しかし、パウロはマケドニヤにある諸教会の働きをも紹介しながら、なおコリント教会のキリスト者たちを励ましています。
それは命令されて、しぶしぶすることではありません。主イエス・キリストにこたえてなされる愛の業だったのです。
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Uコリント 8章16〜24節 2014年1月27日 |
わたしたちは、主のみまえばかりではなく、人の前でも公正であるように、気を配っているのである。(21) パウロがこのように、エルサレム教会の貧しいキリスト者たちのための献金を集めていたときに、様々な悪口や根拠のない噂を流す人々もいたことでしょう。それだけに、パウロは慎重になっていたものと思われます。
信仰者は神の御前に真実に生きることを求められています。しかし同時に、私たちは人の前においても過ちのないように、またいらない誤解を受けないように気をつけて生きることが大切です。
パウロはそのような意味でも、献金に関わる人選についてとても慎重でした。パウロはコリント教会に再びテトスを送ろうとしています。おそらくテトスがこの手紙を携えていったのでしょう。そしてパウロはテトスに加えて、あと二人の兄弟たちを送ろうとしていました。彼らは伝道熱心で、多くの教会においてその歩みは認められていました。
パウロはコリントの人々にもまた、主の御前に真実にまた精一杯、心からの献金を献げることによって、その愛を示してほしいと願っていたのです。
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