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Tペテロ 3章1〜6節 2014年10月9日 |
あなたがたは・・・外面の飾りではなく、 かくれた内なる人、柔和で、しとやかな霊という朽ちることのない飾りを、身につけるべきである。これこそ、神のみまえに、きわめて尊いものである。(3〜4) 次にペテロは妻として生きている女性たちに語り、夫に仕えるようにと勧めます。男と女の間には優劣はありません。神は男も女も同じように愛していてくださいますし、同じように賜物を与えてご自身の栄光のために用いようとしておられます。しかし同時に家庭の秩序の問題になったときに、妻は夫に仕えるようにとペテロは語ります。
またペテロは妻たちに身を飾ることに夢中になるよりも、「うやうやしく清い行い」「かくれた内なる人、柔和でしとやかな霊」に心を配り、心の内側を飾ることにまず努めるようにと勧めるのです。それは外側の飾りを禁じているのではありません。しかし、本当の美しさは男性も女性も内側から出てくるものです。そして私たちの内側をきよくするのは神の恵みの御業です。ただ同時に、日々、御言と祈りによって、主と交わることの積み重ねも大切であることを覚えていたいと思います。
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Tペテロ 3章7節 2014年10月10日 |
夫たる者よ。あなたがたも同じように、女は自分よりも弱い器であることを認めて、知識に従って妻と共に住み、いのちの恵みを共どもに受け継ぐ者として、尊びなさい。それは、あなたがたの祈が妨げられないためである。 (7) 次にペテロは夫たちに対して語ります。ここでペテロは夫の大切な働きとして、「祈り」を取り上げます。ともすると、男性は外から見える具体的な様々な働きを担い、女性は家にとどまって、祈りをもって背後から支えるというような仕事分担を考えがちです。しかし、家族のために祈ることは夫の大切な務めですし、教会の中でも祈りを婦人会にまかせて男性が祈ることをやめてしまってはいけません。
そして、確かに妻は夫に仕えるのですが、妻を自分のために利用するということではなく、その弱さを思いやることが大切です。主が備えて与えて下さった妻は、いのちの恵みを共に受け継ぐパートナーだからです。主があなたを愛し、あなたのことを尊いものとして見てくださり、主があなたのためにおおとてつもなく大きな犠牲を払ってくださったように、妻を大切にすることです。その時に、あなたの祈りも豊かなものになっていくでしょう。
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Tペテロ 3章8〜12節 2014年10月11日 |
悪をもって悪に報いず、悪口をもって悪口に報いず、かえって、祝福をもって報いなさい。あなたがたが召されたのは、祝福を受け継ぐためなのである。(8) ペテロはこの手紙の読者たちに、心を一つにするようにと勧めます。愛と思いやりの心をもって、お互いに仕え合うのです。そして、交わりを壊すものとしてくちびるの罪を上げています。不用意な発言や、愛や配慮の欠けた一言が人を傷つけ、交わりを壊していきます。悪口やうわさ話、陰口、愛のない批判などは口にしないと心に決めてください。それは主のしもべとして生きる私たちにふさわしくありませんし、人を傷つけるだけでなく、結局は回り回って、自分自身を傷つけることにもなるからです。
それでは何を語るか。ペテロは祝福しなさいと言います。それは私たち自身がまず、神から豊かな恵みと祝福を注いでいただいたからです。本来でしたら、神から散々批判され、呪いの下に置かれても仕方のない私たちに、主は恵みと祝福の言葉をかけてくださいました。私たちはその神の祝福を受け継いでいくのです。
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Tペテロ 3章13〜22節 2014年10月12日 |
ただ、心の中でキリストを主とあがめなさい。また、あなたがたのうちにある望みについて説明を求める人には、いつでも弁明のできる用意をしていなさい。(15) 善を行い、愛と祝福をもって人々に接していても、必ずしもよいものが帰ってくるとは限りません。私たちの祝福の言葉に呪いの言葉が返ってきたり、善に生きているのに迫害や苦しみの中に置かれることがあります。そういうときにも恐れることも心配することもありません。ただいつも心の中で主を告白し、心の中心にキリストにいていただくことです。
多くの人たちが無関心で、またある人々からの非常に激しい迫害を受けたとしても、人々の中には必ず、関心をもって私たちの確信について尋ねてくる人がいることでしょう。そのような時には、ぜひきちんと証しをし、主イエスを紹介できるように、備えていたいと思います。
今日の箇所の後半に、主イエスが死なれたときに、獄にと捕らわれている霊たちに宣べ伝えることをされたとあります。けれどもこれは死んだ後も、悔い改めのチャンスがあるということを言っている箇所ではありません。今、生かされているときに、主を信じ、心から主に仕えていきたいと思います。
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