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使徒行伝 8章1〜8節 2020年1月11日 |
さて、散らされて行った人たちは、御言を宣べ伝えながら、めぐり歩いた。(4) 教会に対する迫害はまず神殿の管理をしていたサドカイ人を中心に起こりました。しかし、ステパノが神殿と律法とを否定するかのような説教をするのを聞くに及んで、パリサイ人たちからの激しい迫害が起こります。パリサイ人たちは律法を守ることに大変熱心だという自負がありました。けれどもステパノは、彼らが律法を守っていない、律法を守らなかったら、律法を与えられていても何にもならないと、大胆に彼らの過ちを聖書から説き明かし、指摘しました。冷静にステパノの話を聞いたなら、謙虚になって悔い改めるべきでした。しかし、彼らは御言を聞こうとしませんでした。
エルサレムに起こった迫害で、主イエスを信じる人たちは散らされてしまいます。ただここで散っていったのは、主イエスを信じた人たちの中でギリシャ語を話す人たちだったようです。しかし彼らは散らされた先で人々にキリストを宣べ伝えました。ピリポもそんな一人でした。福音は迫害の中にあっても、さらに広がっていったのですた。
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使徒行伝 8章9〜25節 2020年1月12日 |
神の賜物が、金で得られるなどと思っているのか。おまえの心が神の前に正しくないから、おまえは、とうてい、この事にあずかることができない。だから、この悪事を悔いて、主に祈れ。(20〜22) ステパノの殉教の後で起こった迫害の中で、主イエスの福音は広まっていき、サマリヤでも受け入れられていきます。そこで主イエスを語ったのはピリポでした。ピリポは、ステパノと共に選ばれた七人の教会の執事の一人でした。サマリヤの人たちは、男も女も、主イエスを信じて、ぞくぞくとバプテスマを受けました。
エルサレムにいた使徒たちはこのニュースを聞いて、ペテロとヨハネをサマリヤに派遣します。そしてペテロたちが信じた人たちの上に手を置いてお祈りすると聖霊がそこにも注がれたのでした。
この町にいた魔術師シモンはこの様子を見て、お金を差し出し、自分にもその力がほしいと求めます。しかし、彼の中にあるお金で何でも解決し、神の賜物を自分のために用いようとする姿勢をペテロは厳しく叱責したのでした。私たちは何のために賜物を求めているでしょうか。主からゆだねられている賜物をどのように用いようとしているでしょうか。
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使徒行伝 8章26〜40節 2020年1月13日 |
しかし、主の使がピリポにむかって言った、「立って南方に行き、エルサレムからガザへ下る道に出なさい」(このガザは、今は荒れはてている)。そこで、彼は立って出かけた。(26〜27) ペテロとヨハネはエルサレムに戻っていきました。さてピリポはこれからのサマリヤ伝道のためにいろいろなビジョンを抱いていたことと思います。しかし、神はピリポのために全く彼が想像もしなかった計画を持っておられました。主の使いはピリポに、ガザに下る道に行くようにとおっしゃいます。彼はサマリヤにいました。ガザに下る道に行くとは、エルサレムで起こった迫害を逃れて北上して来たのに、また南の方に行かなければならないことになります。けれども、ピリポは主に従っていきます。そして、彼はエルサレムで礼拝を終えてエチオピアに戻る途中の女王の宦官に出会ったのでした。彼は明らかに助けを必要としていました。そして、ピリポはこの宦官を救いに導きました。エチオピアの宦官はその日に、バプテスマを受け、喜びの内に自分の国に帰って行きました。主の霊はまたピリポを他のところに移します。彼は主の御手の中でどこにでも従ったのです。
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