神は、イスラエルの民の中からモーセの兄アロンを祭司として選ばれました。アロンも人間的にはいろいろな問題・課題のある人物だったと思います。しかし神はアロンを立てられることによって、モーセの権威を確かなものとされ、また神の言葉を語る語り手としての役割をアロンに与えて、神の言葉の麗しさ、権威・確かさを示されたのです。そして、祭司としての務めは、アロンと、その子たち、ナダブ、アビフ、エレアザル、イタマルに託されたのでした。
そして、この祭司の務めを担う人たちは、神に仕える時には特別な装束を身につけました。彼らは「主の聖なる者」と彫られた純金の額当をつけ、イスラエルの十二部族をあらわす宝石をはめ込んだエフォドを胸に負いました。それらの特別な衣装は、主が知恵の霊を満たした職人らによって作られました。そして、新約の時代には、私たちは主イエスを着て、共に祭司の務めを負うのです。