私たちは、大声で人の批判をしなかったとしても、陰で誰かのことを悪く言ったり、不用意にうわさ話をしたりということがあるものです。またそのような話を自分から広めなかったとしても、誰かが他の人について話しているうわさ話に耳を傾け、そのつもりがなかったとしても、うなづきながら聞いていることによって、同意しているものとして見なされ、巻き込まれてしまうことがあります。けれどもうわさ話は人から人へと伝わっていく中で、いろいろな憶測や個人の思い込みがまるで事実のように折り込まれてしまったり、脚色が加わって、話が全く違うものになってしまうことも起こるものです。私たちは陰口を言ったり、人の善し悪しを言わないように気をつけたいと思います。また大勢の人の言っていること、大声で話されていることを鵜呑みにして、自分で判断することを止めてしまうことのないように気をつけましょう。