出エジプト記1章1～22節

しかし、エジプト人がイスラエルの人々を苦しめれば苦しめるほど、彼らは増え広がった。そこで、エジプト人はイスラエルの人々を恐れ・・・（12）

　ヨセフの時代にイスラエルの一族がエジプトに移住した後、イスラエルは民族として、どんどん数を増し、力をつけていきました。それはやがてエジプト人の脅威となっていきます。やがてヨセフのことを全く知らない世代がエジプトの王となっていく中で、エジプトの王はイスラエルの民を奴隷として支配し、苦役に服させます。そのことによって、イスラエルの勢力をそごうとしたのでしょう。しかしエジプト人が「苦しめれば苦しめるほど、イスラエルは増え広がっていきました。
　エジプト王はイスラエルの民の出産を支える助産婦たちに、生まれた子が男の子だったら殺すように命じましたが、助産婦たちは神を恐れ、男の子も生かしておきました。主は彼女たちを祝福してくださいました。
　イスラエルの民はとても厳しい時代を過ごしました。しかし、そのような中にあっても、主は民を支え、ますます豊かに祝福してくださったのでした。