地上を覆った洪水の後、主は人間に動物の肉を食べることを許されます。ただ、生き物の血については食べることを禁じられたのでした。それは、血は命を意味するものだったからです。そして、これは主イエスが十字架において血を流し、その血によって私たちに命を与えてくださったことにつながっていきます。
主はまたノアたちに、もう二度と地を覆う洪水によって命のあるものを滅ぼすことはしないと約束されました。そしてその約束のしるしとして虹を与えられます。地を雲が覆うとき、洪水を知っていた人たちは不安になったことでしょう。しかし、雲が出てくるとき、雲の中には虹が出ます。そしてその虹によって、神はその永遠の契約を思い起こし、人もまた神が与えてくださった約束を思い起こすのです。私たちの歩みの中で、どんなにいろいろな苦難や困難の黒雲に覆われてしまっているように思えることがあったとしても、いつも真実で、私たちを守り、支えてくださる主に信頼したいと思います。