ヨハネ黙示録21章

見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となる。神自ら人と共にいて、その神となり、目から涙をことごとく拭い去ってくださる。もはや死もなく、悲しみも嘆きも痛みもない。最初のものが過ぎ去ったからである。(3~4)

 それまでの天と地は過ぎ去り、新しい天と新しい地が現れます。聖書は天地創造で始まり、新天新地で完結するのです。そして、神のもとから新しいエルサレムが下って来ます。エルサレムは神の選ばれた都でした。そこに代々、ダビデの血筋を引く王がいました。しかし、同時にエルサレムの王たちはしばしば神に背き、そしてついには、神から遣わされた神の御子を十字架につけて殺してしまいました。
 しかし、主は新しいエルサレムを来たらせてくださいます。私たちが、今歩んでいる地上には多くの悲しみや苦しみがあります。けれどもやがて神がもたらしてくださる新しいエルサレムには涙も死も悲しみも嘆きも痛みもありません。神がそこに住んでいてくださり、神がその都を治めてくださいます。私たちはとこしえに主が私たちのために備えてくださった都に、喜びをもって住むのです。