バビロンはもう何百年も前にペルシャによって滅ぼされて廃墟になっていました。しかし、バビロンに象徴されるサタンの力はすべての富や栄華を独占しているように見えます。この「大バビロン」の描写でその当時の人たちが思い浮かべたのは、ローマ帝国だったでしょう。ローマ帝国の繁栄はいつまでも続くように思えたかもしれません。しかし、バビロンが滅んだように、ローマ帝国も滅んでいきます。誰がそのようなことを想像することができたでしょうか。しかし、どんなに悪が栄えているように思えたとしても、悪がいつまでも栄え続けるということはありません。
終末においても、どんなに大きな国があり、世界を支配しているように見えたとしても、裁きの時が来ます。悪が富と力を持ち続けることはありません。神さまは、私たちのために正しい裁きを行ってくださいます。私たちはこの主に信頼して歩みたいと思います。