ヨハネ黙示録15章

また私は、火の混じったガラスの海のようなものを見た。その岸辺には、獣とその像とその名の数字とに勝った者たちが、神の竪琴を手にして立っていた。彼らは神の僕モーセの歌と小羊の歌とを歌った。(2~3)

 ガラスのような海の岸辺に勝利を得た者たちが神の竪琴を持って立っています。そして彼らはモーセの歌と小羊の歌とを歌います。モーセの歌とは、モーセがイスラエルをエジプトから導き出し、紅海を渡った時、神の鮮やかな救いを見つつ歌ったもので、小羊の歌とは、罪の奴隷であった私たちが、神の小羊である主イエスが十字架の上で死んでくださったことによって成し遂げられた驚くべき救いにあずかったことを感謝し、主をたたえるものです。その意味では、決してこの二つの歌は別々のものではなく、神の成し遂げてくださった救いにかかわる歌なのです。小羊なる主イエスと喜びの内に共に立ち、主にある多くの兄弟姉妹たちと溢れる喜びの中で主を賛美する時がきます。
 そして、天にある神の聖所が開かれました。神の裁きが告げられるのです。どんなに栄えていたとしても、神に背き続けた地の勢力に対して災いが臨もうとしていました。