ヨハネ黙示録11章

さて、第七の天使がラッパを吹いた。すると、さまざまな大きな声が天に起こって、こう言った。「この世の国は、私たちの主とそのメシアのものとなった。主は世々限りなく支配される。」。(15)

 ここには二人の証人が出てきます。彼らの活動は一千二百六十日、これは四二ヶ月、または三年半と同じ長さです。いずれにしても七年の半分にあたります。これは実数というよりも、その期間が限定された短い期間であることを示しています。この二人が何を指しているのかということについては、モーセとエリヤとか、律法と福音とか、旧約と新約とか、諸説あります。ただこの証人たちは特定の個人を表すというよりも、教会を指しているのではないかとされています。
 この証人の証しは人々を苦しめます。それは人々が聞いても悔い改めず、信じようとしないからです。証人たちは殺されてしまいますが、生き返らされ、主のもとに引き上げられます。
 そして第七のラッパが吹きならされます。主を讃える大きな声が天に起こります。すべての国は主の支配のもとに置かれるのです。