神の僕たちの額に刻印が押されていきます。それは彼らが主のものであるしるでした。イスラエルの各部族から一万二千人、十二部族で十四万四千人ですが、これは血族としてのイスラエルではなく、信仰による新しいイスラエルを指しているのでしょう。また十二という数字は聖書における完全数の一つですから、十四万四千も十二の二乗×千で象徴的な数字ととらえた方がよいでしょう。彼らは迫害の時代の中にあっても主に従い、その魂を守っていただきます。
もう一つの情景が描かれます。白い衣を着た大群衆があらゆる国、あらゆる民族から集められて主を賛美しています。彼らは、大きな苦難を通り抜けましたが、主イエスの血潮によってその衣を白く洗っていただいた者たちです。彼らは地上の歩みにおいては多くの苦難を通りましたが、もはや飢えも渇きも、苦しみもありません。彼らを贖ってくださった主が彼らの牧者として彼らを導き、慰めてくださるのです。