ヨハネ黙示録4章

その後、私が見ていると、開かれた扉が天にあった。そして・・・あの最初の声が言った。「ここへ上って来なさい・・・」私は、たちまち霊に満たされた。すると、天に玉座があり、そこに座っている方がおられた。(1~2)

 七つの教会に宛てたメッセージが終わります。一世紀末の教会は多くの戦いを経験していました。まさに命がけの戦いが戦われていたのですが、この世の権力や力、またサタンの前に余りにも小さく無力に見えたことでしょう。そのような中で命を失ってしまうのではないかという教会もありました。ヨハネは祈りながらもとても心配していたと思います。
 しかし、そのような時、ヨハネは天に開かれた扉があるのに気づきます。そしてヨハネは霊に満たされ、その扉を通って天に移されます。地上においてはローマ皇帝が強大な権力を誇っていました。でも天ではそこにまことの支配者であり、王である主の御座があって、四つの生き物、二四人の長老たちが絶えず、神様に礼拝と賛美とをささげていました。私たちの地上の礼拝はまさに、天においてささげられている礼拝につながっています。そして私たちはまことの王であり、主である神を声高らかに讃えるのです。