この手紙はヨハネからガイオというキリスト者に書き送られた手紙です。ヨハネは、ガイオが主イエスを宣べ伝えるために旅をしている人たちのお世話をしていることを心から感謝しています。そして、これからもそのようにしてほしいと願っています。
しかし、そのようなヨハネの思いを受け止めない人たちもいました。ここにはディオトレフェスの名前があげられています。私たちは一世紀末の教会に、主イエスの弟子であったヨハネの言うことを聞かず、ヨハネたちを罵り、自分が頭になると言って、教会を混乱させていた人がいたことに驚きます。私たちはどこまでも謙虚でありたいと思います。
この手紙の冒頭には、ガイオについてのパウロの祈りが記されています。パウロはガイオの魂のことだけを心配していたのではありません。神もまた私たちの歩みのあらゆる面で私たちが健やかで幸せであることを願っておられるのです。