この手紙は、主イエスの弟子であったヨハネが、「選ばれた婦人とその子どもたち」に宛てた手紙です。しかし、「選ばれた婦人」とは特定の女性と言うよりも、キリスト者のグループを指している可能性が高いとされています。その場合には、13節の「あなたの姉妹」というのも、ヨハネと一緒にいたキリスト者たちを指しているのでしょう。
ヨハネはここで真理の内に歩むようにと勧めています。それは実際、人を惑わす間違った教えが入り込もうとしていたからです。その人たちは、神であるイエスが人になるわけがない、と語っていました。しかし、私たちは教えられたところにしっかりととどまっていることが大切です。
ヨハネは真理の内を歩んでいる人たちを心から喜んでいます。それがヨハネの喜びでした。私たちの歩みのために祈っていてくれる人たちがいます。私たちもそのような人たちの喜びでありたいと思います。