私たちは主イエスによって救われました。主イエスは人々から捨てられ十字架につけられましたが、神はこの主イエスによって私たちのために救いの道を開き、主イエスにすがる者を救ってくださいました。神の民ではなく、神の憐れみを受けるはずのなかった私たちが、神のもの、聖なる民とされ、神さまのすばらしさを人々に証しする者へと変えられたのです。
ですから、神によって贖われた私たちは神の僕として生きます。見えない神に仕えて生きるということは、決して心の中だけの話ではなく、具体的な日常生活の中であらわされていくべきものです。主人と召し使いとの関係において、また夫と妻の関係において証しされていきます。この章では召し使いと主人との関係が語られます。主人の中には仕えにくい主人もいたことでしょう。しかし私たちは主イエスが残してくださった模範に従って生きるのです。