ヘブライ人への手紙の著者は、この手紙の最後で、読者たちに勧めます。兄弟愛を持ち、苦しみな中にある人たちを思いやること、結婚を重んじるべきこと、金に執着しないことなどです。私たちは、決して変わることなく、私たちを見捨てることのない主イエスを仰ぎ、また自分に神の言葉を語ってくれた信仰の先輩や指導者たちのことを思うことが大切です。
主イエスや先輩たちの歩みを振り返るときに、私たちの歩みに様々な苦難があることは決して不思議で思いがけないことではないことが分かります。この地上では多くの苦しみを通るかもしれません。しかし、私たちは、この地上だけに目を向けて生きるのではなく、来るべき都を見据えて生きるのです。
そして主は、御心の中を、良い行いに生き続けて生きることができるように、私たちに力を与え、すべての必要をも備えていてくださるのです。