主イエスはメルキゼデクに連なる大祭司だという時、それはアロン系の大祭司のとの比較で語られています。アロン系の大祭祀は代々、その仕事を受け継ぎ、また多くの罪や欠点をかかえていました。しかし、メルキゼデクは、聖書の中に突然現れて、アブラハムを祝福します。メルキゼデクの父も母も知られず、アブラハムの生涯に関わる前も後もその生涯の詳細は不明です。その生まれも死も記されていません。主イエスもこの地上のアロン系の大祭司とは違った意味で、神と私たちをつなぐことをしてくださいました。アロン系の大祭司はどんなに有能な人物であってもやがて地上の生涯を終えていきます。しかし、主イエスはいつも生きていて、私たちのために取りなし続けていてくださいます。アロン系の大祭司たちは毎年あがないを繰り返すのですが、主イエスはただ一度私たちのためにご自身をささげてくださったことによって、永遠の救いを全うしてくださったのです。