エジプトから救い出されたイスラエルの民はその不信仰のゆえに、神が備えてくださった安息にあずかることができませんでした。確かに、出エジプトから四十年後にヨシュアに導かれてイスラエルの民は約束の地に入ることができました。しかし、神がイスラエルの民に与えようとしておられた豊かな安息・祝福を完全な形でいただくことができたかというと、そのかたくなな心のゆえに彼らは神の安息にあずかることができなかったのです。しかし後に来られた大祭司イエスは私たちを導き、私たちを救い出して、神のすばらしい救い、その安息に入れてくださいます。
大祭司は私たちを神の御前に引き出し、その礼拝を支えるのだと言いました。アロンの時代には、大祭司だけが恵みの座と呼ばれる神の箱のふたの前に近づくことを許されました。しかし、今や、私たちは神の親しい臨在の場ににじり寄るようにして堂々と近づき、主の恵みをそこからいただくことができるのです。