ここでは監督・奉仕者の条件・役割などが語られます。主イエスが昇天され、聖霊が降って教会が生まれてから、主イエスの福音は世界中に広まり、多くの人たちが主を信じるようになっていきました。そのような時代、急速に成長し、広がって行く教会がしっかりと信仰に生き続けるために、教会には「職制」と言われる職務のシステムが生まれていきました。監督や奉仕者(執事)もそのような職制の一部です。そのような働きを担う人たちは教会の中で選ばれ、立てられていったのですが、それらの人たちは信仰的にも、キリスト者としての生き方においても、模範となる人たちでなければなりませんでした。また教会だけでなく、家庭生活においても、証しが立っていることが期待されていたのです。
私たちはこのような条件が課されたら、自分には無理だと思うことでしょう。ただ、私たちは自覚的に自分を律しつつ成長していくというだけでなく、主の恵みの中でそのような器として作られていくのです。