パウロはここでテモテに、すべての人のために祈るようにと勧めます。また、王たちや位の高い人たちのために祈るべきことも語ります。時に為政者たちは、キリスト者たちが信仰に生きることを妨げることがあります。しかし、彼らが神から託された使命を果たしていくときに、その治める国や地域の中で穏やかで静かな生活を営むことができますし、また信仰に生き、福音を語る自由も与えられることでしょう。加えて、神はすべての人が主を信じて救われることを願っておられます。それは王たちもまた同じです。私たちはすべての人の救いのために、またリーダーたちが与えられた働きを謙虚にまた誠実に全うできるように祈り続けていきたいと思います。
この章の後半では「男は・・・」「女は・・・」とそれぞれに神が期待しておられることが語られます。それは性差別や、性役割の固定化をもたらすものであってはならないでしょう。自分の弱さや自分の抱えている歪みに目を止めながら、与えられている使命を全うしたいと思います。