キリストによって贖いをいただき、キリストを見上げて生きる人は地上に属する、罪に縛られた古い生き方を続けることはできません。確かにかつては平気でそのような生き方をしていたでしょう。しかし、私たちは古い人を脱ぎ捨て、新しい人を着たのです。古い人を着たままで上から別の衣を着ることはできません。罪や汚れからは離れなければならないのです。
しかし、古い生き方を止めるというだけでは十分ではありません。憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容、愛と赦しといった新しい衣を着るのです。そして私たちの心がいつもキリストの平和によって支配され、キリストの言葉が私たちの内に豊かに宿ることを求め続けていきたいと思います。
このようなキリストにある新しい歩みは私たち個人の心の中や、教会の交わりの中だけで証しされていくものではありません。それは夫婦関係からはじまるとても身近な日常生活の中でも実を結んでいくのです。