コロサイ2章

あなたがたは、このように、主キリスト・イエスを受け入れたのですから、キリストにあって歩みなさい。キリストの内に根を下ろし、その上に建てられ、教えられたとおり信仰によって強められ、溢れるばかりに感謝しなさい。(6~7)

 クリスチャンという言い方は「キリストさん」という意味を持つわけですが、まさにコロサイ教会に宛てた手紙の中でも、パウロは「キリスト」と連呼します。この時代の教会の中には、様々な知恵の言葉を持ち込んで、さも自分の知恵や修養が救いをもたらし、またさらに深く高い信仰生活をもたらすかのような誤解をする人たちがいたのです。律法を守ることや、昔からの言い伝えを大切にすること、またユダヤ人のように割礼を受けることが大切であるかのように考え、最終的には自分の宗教性を誇るような人たちです。
 しかし、私たちはどこまでいっても、キリストにあって生きるのです。そして、信じた通りに歩み、キリストのうちに根を下ろしていくときに、個人としてキリスト者の装いを造られて行くというだけでなく、キリストにつながりながら、共に支え合い、神に育てられて成長していくのです。