コロサイ教会はエパフラスの働きによって生まれました。そして、パウロは獄中でエパフラスからコロサイ教会のことを聞いて、この手紙を書き、ティキコの手によってコロサイの人々に届けたものと思われます。パウロはまだ訪ねたことのないコロサイの人たちのことを思いながら励ましの手紙を書くのです。
パウロはコロサイの信徒たちに、自分たちの信仰はどこまでいってもイエス・キリストに向かうものであることを語ります。イエス・キリストは世界の創造者であると共に、その十字架の贖いによって神と私たちの間に和解をもたらしてくださいました。そして、それと共に、私たちの内に住んでくださるのです。それは決して、最近考えられた新しい教えではなく、昔から神がそのように定められておられたものであり、私たちにあらわされた秘儀なのです。そして私たちは、私たちの内におられる主イエスを証ししていきます。このお方は私たちに決して揺らぐことのない永遠の希望を与えてくださるのです。