ガラテヤ3章

あなたがたは皆、真実によって、キリスト・イエスにあって神の子なのです。(26)

 私たちは律法を行ったことによって救われたのではありません。十字架につけられたキリストを信じることによって救われたのです。パウロは律法を「私たちをキリストに導く養育係」と言います。律法が間違っていたのではありません。律法はイスラエルの民が神に選ばれた民であることのしるしであり、神の民のあるべき姿を指し示すものでした。しかし、イスラエルの民は律法に示された神の御旨にことごとく背いたのです。律法は私たちに救い主が必要であることを示す養育係でした。そしてすでに、主イエスの真実にすがる信仰による救いがあらわされている以上、私たちは養育係の下にはいないのです。
 これは決して新しい教えではありません。アブラハムも信じることによって義とされました。また律法が与えられる前に、「約束」が与えられました。旧約聖書の時代から、私たちは主の与えられた約束、その約束された救い主を信じることによって救われてきたのです。