コリント2 8章

あなたがたは私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでいたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためでした。(9)

 パウロはマケドニア滞在中にこの手紙を書いています。マケドニアはコリントのあるギリシア地方よりも北にある地方です。そしてパウロはマケドニアの教会の様子を語ります。マケドニアの教会は苦しみ、激しい試練、極度の貧しさの中にありました。そのような中にあって信仰に生きている人たちの姿は世界中の教会にとって大きな励ましだったことでしょう。加えて、このマケドニアの教会は、極度の貧しさにも関わらず、卑屈になったり、みじめになったりということではなく、喜びに満ち溢れ、自ら進んで溢れるばかりに豊かな真心を示していました。具体的には、エルサレムの貧しいキリスト者たちのための援助に協力していたのです。実際、彼らは経済的には貧しい人たちが多かったかもしれませんが、溢れるばかりに豊かでした。そして、その豊かさは、私たちのために貧しくなってくださった主イエスの恵みによるものだったのです。