コリント2 6章

悲しんでいるようでいて、常に喜び、貧しいようでいて、多くの人を富ませ、何も持たないようでいて、すべてのものを所有しています。(10)

 神はすばらしい務めを私たちに託してくださいました。それは神の恵みを人々に伝えるという務めです。神は、主イエスのあがないによって、神と人との間に、人と人との間に、和解を造り出してくださいました。それは決して受け入れても受け入れなくてもよいものではありません。この和解を受け入れなかったら、他に和解の道はありません。そして、和解をもたらしてくださる神は、和解のために私たちに無理難題をふっかけておられるのではなく、恵みとしてそれを私たちに提供していてくださっているのです。
 そして主は私たちに、喜びと豊かさを与えて歩ませてくださいます。もちろん、パウロは大金持ちで悠々自適な生活をしていたということではありません。実際にはその逆でした。しかし、主は、多くの人が神の恵みにあずかり、豊かな生涯を歩むことができるようにと、そのためにパウロを召してくださったのです。