コリント2 4章

私たちは、この宝を土の器に納めています。計り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかになるためです。(7)

 私たちは自分自身がどんなにすぐれた存在かということを宣べ伝えているのではありません。私たちの主なるイエス・キリストを宣べ伝えているのです。私たちのうちには何の誇るものもありません。私たちは土の器であって、しばしば苦難の中で途方に暮れ、死にゆく肉体を負っている存在です。しかし、私たちはこの土の器の中に大きな宝を持っています。キリストの命が私たちの死ぬべき肉体にあらわされるのです。ですから私たちは私たちの内に住んでいてくださる主イエスを誇り、この主イエスを宣べ伝えます。
 確かに私たちの外なる人は滅んでいきます。どんなに自分の健康に留意し、体を鍛え続けていたとしても、やはり抗えない現実があります。私たちは自分が歳を重ね弱さを覚える時に、とてもがっかりします。つらい思いになります。しかし私たちはそのゆえに失望する必要はありません。私たちの内なる人は日ごとに新しくされていくからです。