パウロは一章でも取り上げた教会の分派の問題について語ります。コリントの町に最初に福音を携えていったのはパウロでした。パウロの後、アポロという人物が来て、人々を教えました。アポロはとても雄弁な人物としても知られています。パウロが最初に植え、教会の土台をすえました。そしてその最初にすえた土台こそがイエス・キリストであり、主イエスによってもたらされた救いです。後からいろいろな働き人たちが、コリントにやってきてそれぞれがよい働きをしましたが、彼らは他の福音を宣べ伝えたのではありません。それぞれの働きは違ったでしょう。しかし、皆が共に主に仕えるものであり、自分の働きを誇ることはできません。それは成長させてくださるのは神だからです。
ですから、パウロだ、アポロだ、ケファ(ペトロ)だと言って、張り合ったり、反目する必要はないのです。すべてはキリストのもの、そしてキリストは神のものだからです。