ローマ8章

私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです。(38~39)

 七章が罪の力の前にあまりにも無力な人間の悲痛な叫びとすれば、八章は神の霊によってなされる圧倒的な勝利について語っています。神は、私たちが主イエスを信じて救われても罪の力の前に無力で、何もすることができないというようなみじめな生き方をすることを望んではおられません。私たちに勝って余りある生涯を歩ませてくださいます。
 まさに、キリスト・イエスにある命の霊の法則が、罪と死の法則から私たちを解放したのです。この神の霊は、私たちを神の子とし、神の相続人としてくださいます。神のすばらしい祝福にキリストと共にあずかる者としてくださったのです。
 神はいつも私たちに愛を注いでくださいます。そして何者も、私たちに御子を与えてくださった神の愛から、私たちを引き離すことはできません。私たちは私たちをその栄光にあずからせてくださる神の御前に生きるのです。