私たちは信仰によって義とされました(過去)、神との間に平和を得ています(現在)、そして、神の栄光にあずかる(未来)希望に生きています。パウロはこのように、救いを過去・現在・未来に及ぶ壮大なものとして語ります。今は様々な苦難があるかもしれません。しかし、苦難が忍耐を、忍耐が品格を、品格が希望を生みます。苦難は苦難で終わりませんし、苦難が私たちの救いをダメにすることはありません。どんな苦難や逆境の中を通ることがあっても希望があります。罪人であった私たちのためにイエスさまを与えてくださった神さまの愛が注がれているからです。
アダムを通して罪が人間の世界に入って来ました。しかし、イエス・キリストによって私たちは義とされ、命を与えられました。私たちは、まさに主イエスによって命と恵みの世界へと招き入れていただき、満ちあふれる恵みに支えられて生きる者とされたのです。