パウロの二回目の伝道旅行が続きます。パウロたちはフィリピの後、テサロニケ、そしてデルベとマケドニアの町々を回ります。パウロの初期の伝道旅行において、パウロを攻撃したのは、熱心なユダヤ教徒たちでした。彼らは、十字架につけられた主イエスが救い主だということをどうしても受け入れられなかったのです。パウロが異邦人たちに福音を語る時に、多くの人たちが信仰をもっていきます。ユダヤ人たちはそういったことも妬ましく思えたのでしょう。
そのような中でデルベ在住のユダヤ人たちは素直にパウロの話を聞き、パウロの語る言葉の通りかどうか聖書を開いて確かめていたのでした。主イエスの救いは旧約聖書の時代から繰り返し預言されてきたことだったからです。
その後、パウロは南下してギリシアに入り、アテネで伝道します。アテネの人たちはパウロの話に大きな関心を持ってくれたのですが、主イエスの復活は彼らにとって大きなつまづきでした。