使徒16章

パウロがこの幻を見たとき、私たちはすぐにマケドニアに向けて出発することにした。マケドニア人に福音を告げ知らせるために、神が私たちを招いておられるのだと確信したからである。(10)

 パウロはエルサレム会議後に、先の宣教旅行で訪ねた町々を再訪したいと思いました。しかし、マルコを連れていくかどうかということでバルナバとぶつかり、シラスを連れて出発し、バルナバはマルコと別の道を進むことにします。
 パウロは今で言うトルコ内陸部の町々を再訪した後、さらに伝道活動を広げて行きたいと思ったのですが、聖霊によって道を閉ざされてしまいます。そんな中でパウロは、一人のマケドニア人が「マケドニアに渡ってきて私たちを助けてください」と懇願する幻を見たのでした。パウロたちはギリシアの北方、マケドニア地方に渡っていき、フィリピで伝道します。フィリピで信仰を持った紫布商人リディアはパウロが道を閉ざされた地方の人でもありました。主は人間の知恵を超えてすばらしい御業をなしてくださいます。主の導きの中を一歩一歩歩ませていただきたいと思います。