使徒4章

主よ、今こそ彼らの脅しに目を留め、あなたの僕たちが、堂々と御言葉を語れるようにしてください。(29)

 ペトロとヨハネが主イエスの死と復活について語っていたときに、神殿を管理していたサドカイ派の人たちはペトロとヨハネを捕らえて牢に入れ、夜が明けてから、二人をユダヤ人議会に連れだしたのでした。そして誰の権威・誰の名でこのことをしたのかと問い正しました。ペトロたちは、主イエスの名こそが私たちを救う唯一の名前であると語りました。宗教指導者たちは、主イエスの名によって、今後一切語ってはならないと二人を脅しました。しかし、ペトロは自分たちは神に従うと宣言したのでした。
 さて二人は脅された後、釈放されたのですが、教会に戻って、信仰の仲間たちに経過報告をし、また共に祈ったのでした。ペテロたちの中に何の恐れもなかったと言ったら嘘になるでしょう。しかし、彼らは迫害に遭わないようにと祈っていたのではありません。これからも堂々と御言葉を語れるようにと祈っていたのです。そして、その時、祈っていた一同に聖霊がまた注がれ、神の言葉を堂々と語り出したのでした。