主イエスは弟子たちとガリラヤで会うことになっていました。先にガリラヤに着いたペトロたちは、ガリラヤ湖でまた漁に出ます。主イエスの弟子として大見得を切りながら、イエスを見捨て、また裏切ってしまったやましさもあったでしょう。そんなペトロたちにとって、主イエスの弟子としてはやっぱり挫折したけれど、自分にはこれがあるというようなことだったかもしれません。
しかし、その夜は一番得意であるはずの漁においても魚一匹とれないという状況でした。朝、岸辺に立たれた主イエスは弟子たちに声をかけ、舟の右側に網を下ろすようにおっしゃいます。弟子たちは大漁を経験します。その時彼らは岸辺に立っておられるのが主イエスであることに気づきました。
主は、食事の済んだ後、ペトロに、「あなたは私を愛するか」と三度問われます。それは三度、主イエスのことを知らないと言ってしまったペトロへの回復の呼びかけでもありました。