主イエスがこの十字架前最後の説教の中で弟子たちに語られたとても大切なメッセージの一つが聖霊のことでした。主イエスが聖霊について語られるとき、「弁護者(パラクレートス)」と呼びます。これは「助け手」「慰め主」など様々に訳されてきました。私のそばにいて、私を支え、救ってくださる方ということです。この聖霊は私たちの罪を示し、また何が正しいかを示してくださいます。そして私たちに主イエスの言葉を思い起こさせることによって、私たちを真理に導いてくださるのです。ですから主イエスは、ご自身が十字架でのあがないを成し遂げた後は、自分は父のみもとに帰って、約束の聖霊なるお方に来ていただくことの方がずっと大切だとおっしゃったのです。
私たちの日々の歩みにはいろいろな苦難があり、また悩みがあります。しかし、私たちには勝利が約束されています。主イエスはすでに世に勝っていてくださったからです。