仮庵の祭の時の都上りのことが記されています。仮庵の祭とは、毎年秋にもたれる祭で、エジプトを出たイスラエルの民が四十年間にわたって荒野でテント生活をしたことを覚え、荒野であっても自分たちを守り養ってくださった主を覚える時です。そしてその祭の最後の日は特に大切な日とされました。この祭の時には毎日、シロアムの池から水が汲まれて、祭壇に献げられたとされています。
その時、主イエスは大声で叫んで、渇いている人は誰でも私のもとに来て、飲みなさい、と語られます。それは主イエスを信じるということです。信じる者はそのうちから生ける水が川となって流れ出し、多くの人を潤していきます。
すでにこの時には、主イエスに対する宗教家たちの憎しみや妬みは激しくなっており、また主イエスに対する人々の見解は二分されていました。信じて命をいただくお互いでありたいと思います。