主イエスは弟子たちを連れてガリラヤ湖の向こう側の人気のない場所に行かれました。しかし、一行がそこに着いた時にはすでに多くの群衆がそこに集まっていました。主イエスはそこで人々を教え、また少年が持っていた大麦のパン五つと魚二匹でその群衆を満腹させられたのでした。人々はその奇跡に熱狂し、イエスさまを王にしようとします。人々は、イエスさまの中に荒野でイスラエルを養ったモーセに等しいメシアの姿を見たからです。しかし、主イエスは群衆を解散させ、弟子たちを舟に乗せて向こう岸にやられたのでした。主イエスご自身はひとり山に上ってお祈りされます。
さて人々が再び主イエスに会ったのはカファルナウムでした。そこで主イエスは五つのパンの奇跡よりももっと大きなこととして、主イエスご自身こそが人々に救いを与える命のパンだと語られます。この命のパンを食べるとはまさに主イエスを信じるということなのです。