主イエスは十二弟子を町々村々に遣わして、彼らに神の国を宣べ伝えさせられます。彼らはまだまだ経験不足だったでしょう。しかし、主イエスは弟子たちに力と権威を与えて送り出されたのでした。イエスさまはただ言葉だけで弟子たちを訓練されたのではなく、まさに実地に送り出して彼らに主の業に携わる祝福を経験させられたのです。
弟子たちが宣教から戻ってきた時、イエスさまは弟子たちを連れて寂しいところに行かれます。しかし、そこに大勢の人たちが集まってきたのでした。夕方になっていよいよ群衆を解散させなければならないという時、イエスさまは、五つのパンと二匹の魚で、彼らを満腹させられました。ほんの少しのパンと魚が主イエスの手の中中に置かれて祝福された時、すべての人を満ち足らせていったのです。まさにそれも主イエスが救い主、メシアであることのしるしでした。