ルカ5章

「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。私が来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」(31~32)

 イエスさまのもとには、それまで宗教家たちのもとに集まって来ていた人たちとは全く違う種類の人たちが集まって来ました。ある意味、普通の人たちが神の言葉を聞こうとして押し寄せてきたのです。主イエスはガリラヤ湖の漁師たちを弟子とし、規定の病を負って苦しんでいる人をきよめてくださいました。体の麻痺した人に罪の赦しを宣言し、歩けるようにされました。また徴税人レビにも声をかけて弟子とされました。レビが開いた宴会には徴税人たちや罪人とされている人たちが大勢集まっていました。そして主イエスは彼らと共にいることを楽しまれましたし、また人々も主イエスと共にいることを喜んでいました。
 主イエスのそのような姿をいぶかしむ宗教家たちに、主イエスはご自分が魂の医者としてきたのであり、罪人を招いて悔い改めさせ、新しい生涯を始めさせるために来たのだということを宣言されたのでした。