イエスさまの時代、子どもたちは軽くあしらわれていたようです。ただ親たちはイエスさまのところに子どもたちを連れてきて祝福していただこうとしていたのでしょう。しかし、弟子たちはその人々を叱ります。弟子たちの中にはイエスさまが王として即位される日が近いという思いがあったのかもしれません。そろそろ人々とイエスさまの間に距離を置かないといけないとか、また少なくとも子どもの相手はできない、というような思いが出て来ていたのでしょう。しかし、イエスさまはそんな弟子たちに憤られました。それは決してどうでもいいことではありませんでした。私たちは子どもに教えてもらわなければならないことがたくさんありますし、イエスさまも子どもたちを心から受け入れておられたのです。
神の国はどれだけの身分があるとか、どれだけのことができるかということではなく、神にはできる、とおっしゃるイエスさまの憐れみにすがって入れていただく国なのです。