マルコ八章にはイエスさまが弟子たちとフィリポ・カイサリアに行かれた時のことが書かれています。このフィリポ・カイサリアはガリラヤ湖の北、ヨルダン川の源流にある町です。異邦人の町で、主イエスが弟子たちと集中して密度の濃い時間を過ごすことができる場所でした。
そこで主イエスは「あなたがたは私を何者だと言うのか」と問われます。イエスさまはあなたにとって何なのか・・・それは私たちが皆答えなければならない問いでしょう。ペトロは「あなたは、メシアです」と答えます。その通りです。しかし、主イエスはペトロが思っていたような救い主メシアではなく、十字架によって私たちの罪を負い、私たちのために苦しむことによって罪の赦しをもたらす救い主でした。
そしてイエスさまに従う者たちもまた十字架を負ってイエスさまに従っていくことを期待されているのです。