二一章は主イエスのエルサレム入城から始まります。これは日曜日の出来事であり、ここから受難週が始まります。
イエスさまはいちじくの木を見て実を探されました。空腹だったとあります。しかし、この時期は春先で、いちじくの季節ではありませんでした。いちじくはイスラエルの産物の一つで、イスラエルの民を象徴しているとも言われます。実を結ばないいちじくは、まさに、イスラエルの姿を象徴していました。
イエスさまがその木を呪われると、その木は枯れてしまいました。驚いている弟子たちにイエスさまは、信じて疑わないなら、いちじくが枯れるどころではない、山も海に入るとおっしゃいました。信じて祈るなら、何でも得られるというのです。私たちは何と大きな力、大きな特権をいただいていることでしょうか。大胆に信じて祈るお互いでありたいと思います。