ゼカリヤ14章

夕暮れ時になっても、光がある。(7)

 「主の日が来る」とゼカリヤは言います。「主の日」はエルサレムに裁きが臨む日です。世界の国々がイスラエルに戦いを挑み、町は占領され、分捕り物が分配されます。その日はとても厳しい裁きの日です。
 しかし、もうひとつの「主の日」があります。それは主がエルサレムのために立ち上がって戦われる日です。主は、オリーブ山の上に立たれます。その日には夜であっても、主がその都を照らし、暗闇がその都を覆うことはありません。エルサレムから命の水が流れ出て人々を生かします。
 エルサレムは二度と滅ぼされることはなく、人々は安らかにその地に住みます。人々が世界中から集まって来て主を礼拝します。主イエスが人となってこの世に来られた時にも、エルサレムには世界中から巡礼者たちが集まっていました。しかし、このゼカリヤの預言が完全な形で成就するには、主イエスがもう一度、この世に来られて正しい裁きを行い、救いを完成してくださる、再臨の時を待たなければならないでしょう。しかし、主は本当にそのことをしてくださるのです。