イスラエルの民は主によってカナンの地に植えられ、そこで主の豊かな実を結ぶことによって全世界に主の祝福をもたらすことを期待されていました。しかし、彼らは主に背き、罪を重ね、偶像を礼拝し、また、弱い者・貧しい者を虐げ続けました。彼らは主の栄光をあらわすことができず、ついに国を失ってしまいます。大国バビロンが攻めてきて、非常に悲惨な状景が主が選ばれた都を覆いました。
しかし、主は一度選ばれたイスラエルの民を滅ぼし尽くすことはせず、残りの者を残し、捕囚に連れていかれた遠い国、地の果てから戻してくださったのでした。平和がもう一度取り戻され、喜びをもたらす豊かな実が結ばれていきます。呪いであった彼らが祝福となり、世界中から人々がきて、主を礼拝し、主に祈り求めるようになる・・・嘆きと悲しみの断食が歓喜と喜びに変えられるのです。