ゼカリヤもハガイと同時代の人物であり、ハガイと共に主の言葉を語り告げ、働きました。帰還の民たちは、捕囚の地から帰ってきても、ある意味、肩身の狭い思いをしながら生きていました。バビロン捕囚の間に、エルサレムには異邦人たちが移住して住み着いていました。また帰還したと言っても、エルサレムもまたペルシア帝国の行政区の中に組み込まれていました。どうしてそうなってしまったかと言ったら、イスラエルの民が主に背いて罪を犯し続けたからです。彼らは主の怒りのもとに置かれ、滅びを経験したのです。
捕囚の民は確かにエルサレムに戻ってきました。しかし同時に、彼らは罪を悔い改めて、主のもとに帰る必要がありました。そして、主のもとに帰る民を主は受け入れて、「私もあなたがたのもとに帰る」と約束してくださったのです。エルサレムの町が建て直され、主の祝福がその町に注がれる時が近づいていました。