ゼファニヤ1章

主なる神の前に静まれ。
主の日は近づいているからだ。(7)

 ゼファニヤはエレミヤとほぼ同時代に南ユダ王国で預言しました。ヨシヤの時代ということですので、ヨシヤ王の時代に行われた宗教改革にゼファニヤは関わっていたかもしれません。ヨシア王が神殿の修復をしていく中で神殿の一室から律法の書が見つかり、南ユダ王国の罪のゆえに裁きが迫っていることを知って、国中で主を恐れる歩みが回復されていった出来事です。ただ実際にはヨシヤ王の思いにも関わらず、宗教改革は表面的なものにとどまり、ヨシヤの死後、南王国ユダは滅びに向かって転げ落ちるように進んでいきます。
 ゼファニヤは「主の日は近づいている」と語ります。それは主の裁きの日です。自分たちが何をしてもしなくても、神は災いも幸いももたらさないとうそぶく人たちに、ゼファニヤは主の大きな怒りが迫っていることを告げます。だからあなたがたは、主なる神の御前に悔い改め、へりくだって、静まることが必だとゼファニアは語ります。主を恐れ、真実な歩みをさせていただきたいと思います。